禁煙するメリット

爽やかな笑顔の男性

「禁煙してよかった」こんな声をよく耳にします。タバコには健康や経済的に負担があるので、止めることでこれらの重荷がなくなるからです。

ただし、肉体的・経済的な負担が軽くなるとはいわれるものの、実際禁煙するとどれくらいのメリットがあるのでしょうか。

この記事では、禁煙することで得られるメリットについて詳しく解説していきます。禁煙で悩んでいる方はこの記事を参考にして、モチベーションにしてしてみてください。

健康被害を抑えられる

自身への影響を改善する

タバコを吸うことによって被る自身への被害としては、がんや心臓病、脳卒中などの生命を脅かすような大きな病気を引き起こすリスクを高めることです。
タバコは煙を吸って肺に入れるので、肺がんのイメージがあります。しかし、それ以外に食道がんや胃がん、すい臓がんなど肺だけでなく多くの臓器でがんのリスクを高めるのです。禁煙はこのような病気を発症するリスクを下げられるのです。

また、見逃せないのが循環器系の病気です。
タバコには一酸化炭素が含まれていて、ヘモグロビンと結びつくことで血液の酸素運搬能力を低下させます。その結果、血液を流す心臓や血管に大きな負担を与えます。
この状態が継続すると心臓発作を起こしたり血管が硬くなったりして、心臓病や脳卒中、動脈硬化を引き起こしやすくなるのです。これらの病気は一度発症すると後遺症を残すこともあるので、その後の人生を大きく変えてしまうリスクもはらんでいます。
ただし、禁煙することで循環器の機能を改善させられるのです。

さらに、タバコを長年吸っている方の歯ぐきは下がっていることがよくあります。実はこれもタバコの影響です。
タバコによって血行が悪くなっている影響で、口内に十分な影響が供給されなくなります。その結果、歯ぐきが十分な機能を保てなくなって、歯周病になっているのです。
禁煙をすることで、口内にしっかりと栄養が供給されるようになるので、口内トラブルも改善しやすくなります。

周りの人への影響をなくす

喫煙で影響を受けるのは自身だけではなく、周りの方にも及びます。喫煙は有毒な煙が漂うので、その煙を吸ってしまう方にも健康被害を広げてしまうのです。
この喫煙者以外の方が吸う煙を副流煙といいますが、実は喫煙者が吸う煙よりも有害物質を多分に含んでいるのです。例えば、発がん物質のジメチルニトロソアミンは喫煙者の19~129倍も多く含まれています。同じく有害物質のタールやニコチンも副流煙の方がおおよそ3倍も多く含んでいます。

つまり、喫煙者は家族や仲間に対しても健康被害を与えているのです。禁煙は自身だけでなく、自分の周りの人を守ることになるのです。

経済的な負担が軽くなる

喫煙者が払うタバコ代

タバコは高価ですが、禁煙することでこの経済的な負担が丸々なくなります。例えば、1箱500円のタバコを毎日消費するとして、1ヶ月(30日)で15,000円、年間では180,000円も節約できます。
もちろん、1箱以上消費するようなヘビースモーカーの場合はもっと大きなメリットを得ることができるのです。

病院で払う医療費

タバコを吸うことで発症しやすくなる病気にはがんがありますが、がんを治すためには医療費を負担しなければなりません。例えば、肺がんを発症すると治療に少なくとも40~60万円ほどかかります。
がんが転移したり高額な治療方法を選択したりすれば数千万円もかかる場合もあります。他にも、循環器系の病気や胃の不快感、喘息、息苦しさなどの症状によって通院をする場合も出てくるのです。

もちろん、ここで例に取って病気はタバコを吸っていなければ発症しない、というものではありません。
しかし、タバコを吸うことで発症率を高め、がんでなくても何かしらの病気にかかって通院を余儀なくされる可能性が高まります。つまり、病院で支払う医療費の負担額が増えてしまうのです。

禁煙をすると3ヶ月程度で循環器系の機能が改善し、1年以内にタバコによる咳や喘息の症状が改善します。4年禁煙を続けることで脳梗塞のリスクが顕著に低下し、9年続ければ肺がんのリスクも低下できます。
つまり、禁煙は健康という視点だけでなく、経済的なメリットも潜在的に大いにあるといえるのです。

楽しみが増える

趣味への投資ができる

禁煙すればタバコを購入する支出が減るので、その分趣味に投じられるお金の量を増やせられます。
今までならタバコに月1万円程度かかっていた場合、それを趣味にお金をかけられるようになるので、楽しみを増やすことができるのです。喫煙者にとって禁煙は我慢というイメージですが、趣味への投資と視点を変えることで禁煙までの精神的な負担を軽減できるのではないでしょうか。

ご飯がおいしくなる

タバコを止めるとご飯がおいしくなるのもメリットです。
タバコは血流を悪くして口内の細胞の機能を低下させてしまい、味覚を鈍らせてしまいます。しかし、禁煙すると血流がもとに戻るので、味覚も本来の機能を取り戻します。
味覚の改善はタバコをやめてから数日で現われる症状の1つです。試しに禁煙を始めてみてはいかがでしょうか。